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技術サポート
温度センサとは
2018/08/16 04:08:26

温度の計測方法はいろいろありますが、計測対象からの熱伝導による接触式の温度計である「温度センサ」とは一体どんなものでしょうか?
試験研究現場や、工場などの生産現場で温度を測定するために幅広く使われている温度センサは、一般的に熱電対測温抵抗体といわれる温度センサです。

熱電対とは

2種の異なる金属線で閉回路を作り、両端の2つの接点を異なる温度に保つと温度差に対応した電流が流れます。(ゼーベック効果)

このうちの一端を切り開いて作った2端子間に直流電圧計を接続し熱起電力を測定することにより温度が測定できます。この原理を利用して、温度を測定するための2種の金属を合わせたものを熱電対(素線)といいます。JIS規格ではK、R、B、S、T、E、J、Nが規定されています。
例:K熱電対の場合、測温接点200℃、基準接点0℃の場合、8.138mVの電圧が発生します。

· 構造
熱電対は、熱電対素線と絶縁管保護管端子箱などから構成されています。

· 熱電対素線・・・ 熱電対の両脚となる2種の金属線で、素線先端を溶接してあります。例:K熱電対は(+)脚ニッケルクロムを主とした合金、(-)脚ニッケルを主とした合金

· 絶縁管・・・ 熱電対素線間の短絡防止用。普通は耐熱性磁器管を用います。

· 保護管・・・ 測温接点や熱電対素線を被測温物や周囲ガスなどから保護するためのもので、使用雰囲気目的などに応じて各種材質形があります。

· 端子箱・・・ 計器からの補償導線と熱電対をつなぐ端子を収めたもので、アルミダイキャスト製とフェノール樹脂製のものがあります。

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